代表メッセージ
「できない理由」ではなく、「できる方法」を一緒に探す
医療の現場では、治療を通じて「命を守る」ことができます。
しかし、そこで支えきれない“暮らし”の部分に、私はずっと課題を感じてきました。
病気が落ち着いても、家に帰れない。
家族が支えきれず、再び施設に戻ってしまう。
そうした現実に向き合う中で、「医療と生活のあいだ」を支える場所の必要性を痛感しました。
一方で、パーソナルトレーナーとして関わった人たちからは、生活習慣の変化が人の心を前向きに変える力を教わりました。
この経験が、SALUSをつくる原動力になりました。
SALUSのグループホームは、病気や障がいだけでなく、人間関係や家族との関係で居場所を失った方にも、
“もう一度やり直せる”場所を提供します。
看護師や支援員がチームで連携し、体調・気分・生活リズムなど小さな変化を見立てながら、
「できる暮らし方」を一緒に整えていきます。
きれいごとでは終わらせない。
現実の中で、一歩ずつ“その人らしさ”を取り戻す。
それがSALUSの支援であり、私たちの使命です。

SALUSの理念
きれいごとでは終わらせない。コミュニケーションを諦めないから、支えられる
SALUS(サルース)は、ラテン語で「健康・安全・幸福」を意味する言葉。
医療の女神の名でもあり、「人が人として生きる力を支える」という想いを込めています。
私たちが目指すのは、理想論ではなく、“現実に向き合う支援”。
医療の視点と生活支援の両面から、
「どうにもならない」と思っていた方にも、もう一度“暮らし”を取り戻してもらうことです。
誰かの“できない”を責めるのではなく、
“できる方法”を一緒に探し続ける。
その積み重ねこそが、SALUSの理念です。

現実と向き合う10の約束
“やってもらう”より、“一緒に進める”を大切にします。
生活のペースを整えながら、ゆるやかに自立を育てていきます。
1.できない理由より、「できる形」を一緒に見つけます。
無理に頑張らせることはしません。
でも「全部お任せ」にならないよう、
体調や特性に合わせて “できるところから少しずつ” を大切にします。
失敗も経験のひとつ。一緒に積み重ねていきます。

2. 指示ではなく、対話で進めます。
支援は一方的に決めるものではなく、
相談しながら形にしていくものだと考えています。
お願いの仕方や伝え方にも気を配り、
納得しながら取り組める環境をつくります。

3. 医療の視点で、小さな変化を丁寧に見守ります。
体調・睡眠・食事の変化は、暮らしを整える大切なサインです。
必要以上に手を出しすぎず、
安心と自分らしさのバランスを大切にしながら支えます。

4. 「暮らしの立て直し」をゆっくり整えます。
ここは宿泊施設ではなく、生活を取り戻す場所です。
人間関係や環境がうまくいかなかった方も、
無理なく落ち着けるペースを一緒に整えていきます。

5. ご家族が安心できる環境をつくります。
夜間を含めた体制で見守り、
ご家族が必要以上に心配を抱えすぎないようにサポートします。
支えすぎにも依存しすぎにもならない、ちょうどいい距離感を大切にします。

6. 無理なく続けられる日常を一緒に作ります。
食事・入浴・掃除などの生活リズムは、
“できるところは自分で、難しいところは少し手伝いながら” を基本に。
完璧でなくてもいいので、暮らしの積み重ねを整えていきます。

7. 心と体のつながりを大切にします。
体調が整うことで、心が落ち着くことはよくあります。
食事・排便・睡眠・運動を丁寧に見立てながら、
自分でも調整しやすい習慣づくりを一緒に考えます。

8.チームで支え、ひとりに偏らない関わりを心がけます。
看護師・管理者・世話人・生活支援員・精神保健福祉士が連携し、
「誰に話せばいいかわからない」をなくします。
スタッフへの過度な依頼や依存にならないよう、
チームで安心をつくる体制を整えます。

9.現実と向き合いながら、できるペースで進みます。
生活の課題やつまずきも、避けずに丁寧に向き合います。
言いにくいこともやわらかく伝えながら、
“今できること”から着実に前に進むサポートをします。

10.支える人も、支えられる人も、一緒に育ちます。
スタッフも、利用者さんの変化から学び続けています。
完璧である必要はありません。
ゆっくりと、でも確実に、
自立につながる毎日を一緒に作っていきます。

SALUSの支援体制
医療の目と生活の手で、安心を支える
日々の暮らしを一人で抱え込まなくていいように、医療と生活の両面から支える体制を整えています。
- 夜間職員と看護師の連携体制(365日対応)
- 看護師・管理者・世話人・生活支援員・精神保健福祉士によるチーム支援
- 医療機関との提携
- 緊急時対応マニュアル・防災BCP完備
- 通院・服薬サポート(訪問看護/オプション対応)
- 家族面会・短期入所支援(ショートステイ)・体験入居対応
SALUSが目指す姿
ご家族の安心と、本人の自立。そのどちらも諦めない

ご家族が「安心して託せる」こと。
そして本人が「自分のペースで暮らせる」こと。
その両立こそが、SALUSの目指す支援の形です。
支える人も、支えられる人も、どちらもあきらめない。
現実に根ざした“本当の支援”を、これからも積み重ねていきます。
